ジダンの頭突き

ぞうさん

2006年07月14日 00:50

ジダンの頭突きが話題になってるようだが、真相は当事者のふたりにしかわからんことなんだろうけど、(言葉の)暴力が(行為の)暴力を生んだってところなんですかね。
わたしは決勝戦は見ておらず、ニュースやネット上の動画で頭突きのシーンを見た(見事な頭突きだと思う)だけで、試合の流れとかその時の状況がよくわからんのだが、戦いにおいて心理戦というのは常套手段であり、それに乗せられたら負けなわけで、それにまんまと乗ってしまったジダンという要を欠いたフランスチームは定石通りに敗北したわけである。

心理戦に動揺することなく、私憤よりチーム内の立場を優先し、自分の能力を存分に発揮して勝負に勝つことこそ将としての役目であろう。
さらに、勝てば官軍であり、勝った後に暴言うんぬんを取りあげたなら、今回の会見のようないいわけじみた言葉にはならず、また暴力を正当化しようとしているなどとマスコミにいちゃもんつけられることもなく、一方的に有利な状況を作れたはずであり、相手を完膚なきまで叩き潰して頭突きより痛い制裁を加えられたであろう。
その点からしても頭突きでレッドカード退場はおそまつな対処であり二重の判断ミスである。

暴言を取りあげないにしても、試合が終わってからお礼参りに頭突きしにいくという手もあったろうし。(^_^;
戦いが終わった後なら、私対私の戦いであり思う存分好きにすりゃいいんである。(そのかわり、サッカーのルールではなく、一般の法律で裁かれるだろうけど)

まあ、暴力に暴力で返しても正当化できないし自分が損するだけであるというのが今回の教訓であろう。
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